【事業レポート】9/14-15とちぎ学生未来創造会議「ミライカタルキャンプ」

9月14日、15日に行われた「とちぎ学生未来創造会議9月合宿セミナー『ミライ カタル キャンプ~キャンプを通して仲間づくり ”未来を考える”ことを考え、自分と他者と対話する~』の報告です。


▼日時   2011年9月14日(水)から15日(木)
▼会場   国際医療福祉大学那須セミナーハウス
▼主催   とちぎ学生未来創造会議運営委員会
▼参加者  学生 国際医療福祉大学 10 、宇都宮大学 2、自治医科大学 1、白鴎大学 2、宇都宮共和大学 7、その他(学生年代)1  (男 13   女  10)
        スタッフ 13 (男 9  女 4 )
        合計  36 (男 22 女 14)  

▼活動プログラム
1日目
10:30 アイスブレーキング 岩井俊宗/(特非)とちぎユースサポーターズネットワーク
/(特非)宇都宮まちづくり市民工房
12:00  昼食
13:00 ワーク①  自然と語る1 青木章彦 / 作新短期大学 
14:20 ワーク②  未来を語る  大木本舞 / 特非トチギ環境未来基地
16:30 夕食作り  BBQ  橋壁光彦氏 / 財団法人青年会館

2日目
6:30 ラジオ体操  二見令子 / 国際医療福祉大学リハビリテーションセンター
ボランティアコーディネーター
8:00 ワーク③  自然と語る2  大木本舞
大波龍郷 / 小山市ボランティア支援センター
9:30 ワーク④  まとめのワーク 岩井俊宗
12:15 解散


▼プログラムの詳細と学生変化について
●アイスブレーキング
「自己紹介」  4分割したA4に氏名・動機・所属・趣味を記入しグループを変えながら交流。
「漢字探し」(口という漢字に2画を増やして漢字を探し出す、合計24コ発掘)。ワールドカフェスタイルで交流。  
 「『ジブン カタル 10の質問』」

【学生の変化】
受付時は不満そうな様子を見せながら強がる学生や緊張で顔色の悪い学生や不安からか全く表情を変えない学生がいる中で、女性は比較的穏やかそうな学生が多かった。
グ ループワークは遅れてくる学生の所が女性一人だったので前半緊張が見られたがスタッフが入って落ち着いた。アイスブレーキングの画数を増やす取り組みが比 較的話やすい内容からか緊張が解け、知的な好奇心も重なり意外と早く学生同士の会話が弾んだ。受け入れやすいワークだと感じる。
自分 と向き合う質問用紙に入ると、見せたくないと意志を表す学生は男性に多く、内側に入り込んでしまう様子はアイスブレイクで見せていた表情とはずいぶん違っ た。不安が大きいのだろう感じる10の質問の動機の中で「交流」の目的が多く、その他、「未来を考える」、「福祉の情報を得るため」、「誘われたから」、 「知識高める」などが挙げられた。


●自然と語る1
「色探し」
「色相撲」
「ベストショット」

【学生の変化】
  自然界の思うようにいかない様を人間関係に重ね合わせ、これからのワーク・活動も、人との関わりもあせらずゆったりと構えるようにと促した青木先生のまと めの話が印象的であった。プログラムの内容は、色探し・色相撲・ベストショットを行い、グループでの一体感ができていた。身のまわりにある忘れていた記憶 と童心に帰って遊ぶことによる落ち着き、何もないところでも遊べる意外さを体感。ベストショットからは迷いながらもベストを決める事、多くの人に自分を表 現することへの葛藤があったのではないだろうか。野外での楽しさをポラロイド写真にして持って帰る記念になっていた。
●未来を語る
「20年前からの歩みを共有」
「個人による社会の未来を描く」
「グループで共有し、共通点・つながり・相違点を探る」
「グループで実現するために必要なものの洗い出し」

【学生の変化】
  未来への語りにおける、絵からの導入において戸惑いが見られた。描くことへの抵抗感と未来を描くことへの不安も重なり描き始めるまでに時間を要した。いき なりだったのだろうか、ヒントになるようなキーワードをそれぞれの学生が持つような導入もあると、絵からは入れない学生の戸惑いを解消できたように思う。 ワークシートへと川の流れとか大きくなっていく図柄や円などで区切ってあげると描きやすい事も考えられる。
 柔らかな・曖昧さのある雰囲気だった。自由度の高い空間の中で若者が描き切れると信じた若い世代のスタッフの若者への見立て力に敬意。


●自然と語る2
「サウンドマップ」
「フォールドポエム」

●まとめのワーク
「描いた20年後の未来から共有の未来社会を絞り込む」
「導きだした未来の社会に対し自分達は何ができるか」
「20年後の自分」
「ライフプランシートを作成」
「『ジブン フリカエル 10の質問』に記入」
「全員の前で感想とこれからを一人づつ発表」

【学生の変化】
 まとめのワークに入り、学生の望む未来から大切な事を引き出し・未来に向けて何ができるか、そして個人の未来を更に追求するワークにおいては、前日からのプログラムによって、学生同士安心して心を開き話し合う姿が見られた。
  なかなか見えない共有の未来を端的な言葉で表す過程の難しさと、話し込む楽しさと・達成感を感じ取っていたと思われる。スタッフが不安に思う程じっくりと 話し込み、とんでもない方に話が飛び無事に着地できるのかと気をもんだが、気憂だった。もっと信じ込み見守る大らかさが必要だ。


【これからやりたいこと】
学 生会議・コミュニケーションを取りたい・具体的な思考・後輩育成・協力を得て活動すること支え合う・支えられる人になる・喋れる人間になる・つながりを生 かして活動・また交流したい・広げる同年代とボランティアを起こして行く、など学生からの声が上がった。以上から若者に対し、年間プログラムで導くのか、 セミナーごとに目的を達成するのかその辺りの意志共有が明確であると、展開が潤滑に進むと思われる。
1日目の学生個人によるめざす社会は、現在 の満たされない想いの裏返しであったと感じた。未だ『 I wish 』想いが見られ、個人の満たされていない現状を変えたい意志が伝わってきた。早い段 階で、彼らのニーズに合った充足感を地域社会で体感していると、次のよりよい社会への彼ら自身のイメージが湧いてくるのではないだろうか。未来を語るため のツールと共に心の充実を図る場を提供する展開が必要であると感じた。