【事業レポート】12/3 やさしいこころのケア講座 第2期(2)

やさしいこころのケア講座 第2期のレポートです。
今期も、様々なバックグラウンドを持った方々が受講してくださることになりました。
受講ありがとうございます。




日時:12月3日(土)

場所:とちぎユースワークカレッジ 2F教室

講師:楡木満生 (詳しくは、こちら


【基礎編】 やさしい傾聴(2) 13:00~15:00

第1回と第2回は、「やさしい傾聴」をテーマに、マイクロカウンセリング(※1)に基づいて人とのかかわりについて、基礎から学んでいきます。

前 回の学びを簡単に復習したあとは、あいづちやいいかえ、感情や意味の反映について学んでいきました。一口にあいづちといっても、肯定的あいづちや中立的あ いづち、否定的あいづちなど、様々なバリエーションがあるとのこと。普段無意識に使用していたあいづちの意味合いについて、改めて考えることができたよう です。あいづちの取り方ひとつで、会話の盛り上がり方も変わります。

今回で「やさしい傾聴」は終了となります。
次回からは、「自分を知る、人を知る」と題して、交流分析について学んでいきます。

このように基礎編では、日常生活の身近な対人関係のコミュニケーションでの有効な方法を学んでいきます。

※1.マイクロカウンセリングについては、こちら


【実践編】 考え方を変えると楽になる(論理療法) 15:30~17:30
今期の実践編のテーマは、「認知行動療法」です。この療法は、現在注目されている治療法の一つであり、うつ病などにも効果があるとして、広く認識されています。
この療法の現在に至るまでの変遷を辿り、理論や実際行われているケースなどを学んでいきます。

第2回目のテーマは、「考え方を変えると楽になる(論理療法)」。
論 理療法とは、アルバート・エリスが体系化した療法です。そのエッセンスは、「環境が人間の生き方を決めるのではない。その環境をどう受け止めるのか」にあ ります。それは育児嫌いの母親をもった自身の体験から生まれたものでした。育児嫌いで放任の母親を持った子は、皆が皆非行に走るわけではない。反面教師と して弟や妹の面倒見の良い子どもにも育つ、といいます。

以下のような事例に対して、結論にだけに注目して話をしていても、問題の解決にはならないといいます。


 A:上司に怒られた(出来事) 
      ↓ 
 C:もう会社にいられない(結論)

この極端な思考の流れには、B:信念や固定観念などが間にあるとのこと。
そのBには、論理的と非論理的の2種類が存在します。


 A:上司に怒られた(出来事) 
      ↓ 
 B:上司は私には能力がないと思ってるんじゃないか
      ↓ 
 C:もう会社にいられない(結論)

A(出来事)があり、C(結果)があるのではなく、その間の受け止め方を決めるB(信念、固定観念)の解釈が、悩みを生み出す原因になります。
つまり、受け止め方を変えれば悩みはなくなるというのが論理療法の考え方です。

例文のようにこの事実に基づいていないBを、非論理的信念(イラショナルビリーフ:iB)とよびます。
そして、このiBの不合理な考えを粉砕することで、論理的で現実的な信念(新しい信念)を導きだせるようにしていくのです。


その他にも、色々な事例をもとに考えることができ、また受講者から様々な質問が飛び交うなど、熱気溢れる講座となりました。

次回は、「自分で気付く心のクセ(認知療法)」を予定しています。 




《受講者の声》
「あいづちにもいろいろな意味があることを知った。」
「人間関係をうまく結んでいく時、よりわかりあえるのかなと思いました。」
「生活の中では自分の考え方、感じ方次第なことも多い。思い込みはないか見つめなおしたい。」
「クライエントを見極める事が、技法を使う上で重要だと思った。」


悩みや不安の多いこの現代、職場や家族・友人関係など、心理学に基づいた正しい知識を身に付け、人間関係に有効なスキルを学んでいきます。興味をもたれた方は是非お問い合わせください。(1回からのご参加も可能です)
みなさまのご参加をスタッフ一同お待ちしています。