【事業レポート】3/25 とちぎユースワークカレッジ記念講演会「若者が”社会的弱者”に転落する」

 

3月25日(日)、とちぎ健康の森で、ゲストに放送大学教授宮本みち子氏をお迎えして、とちぎユースワークカレッジ記念講演会「若者が”社会的弱者”に転落する」を開催致しました(参加者:57名)。


宮本みち子先生は、早くから、産業構造の変化による若者の問題を研究され、今置かれている若者の現状と社会的な構造、また課題解決に繋がるヒント(しくみ)などをお話頂きました。

印象的であったのは、
か つては、日本の社会の仕組み(工業化社会モデル)が、学校を卒業して、会社に入り、会社で育てられて、自立した人材になり、終身雇用で働き続けることがで きました。現在、その仕組みが崩壊しつつあるものの、一部で残っています。この仕組みの崩壊は、学校、企業等の所属の中で、人材教育(社会教育)が、所属 のない若者への教育や支援が整っていません。
従来の工業化社会モデルの崩壊は、標準的ライフスタイル(学校→就職→結婚→子育て→)も崩壊しつつあります。

そ もそも90年代に、若者のフリーターが急増し、当時は、”若者は責任を負いたくない”という若者の意識の問題とされていました(「パラサイトシングル」と いう言葉が流行)。しかし、それが2000年頃から産業構造の問題として認識されるようになりました。90年代と現在の違いは、家庭の中でも親が若者を養 える力がなくなっていることです。

社会の変化の中で、困難を抱える若者の課題は、社会関係の喪失、人間発達機会の喪失、貧困、など、我々が現場で感じている認識を再確認することができました。
同時に、とちぎユースワークカレッジの有効性や社会的ニーズを改めて実感することができました。

「(教育から就労への移行)の多様で見通しが経つ経路」の役割をより太く、果たせるよう頑張っていきます。
宮本みち子先生、改めてどうもありがとうございました。