10/27-28 ユースワークキャンプinいわき vol.5

すっかり秋めいた、10月27日―28日。第5回目となる「ユースワークキャンプinいわき vol.5」を実施しました。

その活動レポートです。

 

今回は運営パートナーである「トチギ環境未来基地」さんに加え、福島の女性を応援する「peach heart」さんに南相馬市でのコーディネートにご協力いただいての開催となりました。

 

 

 

【1日目】

初日は、メインフィールドであるいわき市を越え、南相馬市を訪問。

快晴に恵まれた中、宇都宮ICから福島西ICを経由し、南相馬市まで約4時間の道のり。

南相馬市での活動に協力してくださった「peach heart」代表の鎌田さんとインターンのmaru maurさん(なんと栃木県出身)が待つ、みんな未来センターを訪問。

そこでは、センター代表で、「軍曹」の愛称をもつ戸田さんから、南相馬市の様子や活動のお話しをうかがいました。

 

元々、埼玉県に住んでいたのですが、震災後南相馬市長からのメッセージを聞いて、いてもたってもいられずに支援物資を届けに来たことが、南相馬市と関わるきっかけで、定期的に訪問を続けるうちに、南相馬に移り住んだ方です。

 

主な活動として、場作りやネットワーク作りなどを行っており、その活動と並行して、放射線の問題によって外で遊べなくなった子供たちの笑顔ために、手作りの遊び場を作る「みんな共和国」という活動の事務局を担っています。

 

そこでは、「みんなのうた」というCDを製作しており、CDの売上がその活動資金となっています(この曲はみんなの共和国の国家でもあるとのこと)。

ポケモンのうたでおなじみの松本梨香さんがボーカルをとってくださっているなど、多くの方の協力のもと活動されています。

活動に賛同される方は、ぜひご購入を!!とってもいい曲です!(連絡先はこちら

 

 

その後は、鎌田さんの案内のもと、今年の4月まで立入出来なかった区域である南相馬市小高区へ。津波による罹災状況を視察してきました。

 

道はデコボコでまだ改修されておらず、建物は津波の後そのままという状況でした。

 

そして、「みんな共和国」が活動している高見公園(道の駅南相馬の裏手)へ。

 

たくさんの親子やおじいちゃん、おばあちゃんが過ごす、憩の場所となっています。

子どもたちが楽しそうに走り回っている姿が、印象的でした。

 

 

こんな遊具も。


 

午後からは、「音鳴音庭」というイベントで、コーディネートしてくださった「peach heart」さんのブースをお手伝い。

peach heartさんは、これからのふくしまにおいて、近い将来、子供を産み育てていく若い女性たちが、「この福島をどう生きるのか?」などを話合い、支え合うことを目的とし、活動されています。

 

今回はメイン活動の「オリジナルマスク」の販売や「Restrip(レストリップ)」の案内を行いました。

 

他にも福島応援の缶バッチを作成している団体や津波被害にあった神社再建のための手ぬぐい販売など、支援活動をされている方と交流することもできました。

 


 

その後は、宿となるフクシマ環境未来基地のあるいわき市へ。

山沿いを走って、2時間30分の道のりです。

 

いわき市と南相馬市は同じ太平洋側に位置し、直線距離は実はそう遠くはなく、常磐自動車道を使えば、1時間足らずの距離。しかし、原発の問題で立入が禁止されているため、このようなルートに。

南相馬市の南からのアクセスの悪さを実感しました。

 

 

夜は、栃木県からボランティアに来ていた方も合流し、みんなで鍋。

人生の先輩たちと「働く」や「生き方」なんていう話が出来るのも、このキャンプの醍醐味だったりします。

 

【2日目】

午前中は、広野町常磐応急仮設住宅にて、プランター作りの会。

これまでのワークキャンプでは、プランターのキット作りのお手伝いでしたが、今日は参加者の方と実際に組み合立てるところのお手伝いです。

 

朝日のまぶしさも一転、雨が降ったり止んだりするあいにくのお天気。

それでも10時開始のところ、9時から集まってくださるなど、総勢25名近くの方が参加してくださいました。


難しい部分も、参加者同士が助け合って一つのものを作り上げて行きます。

 

仮設住宅の環境美化や交流の一環として行っているこの活動。 私たちボランティアも、参加者さんとたくさん交流ができ、たのしく活動できました。

 

動いた後は、みんなでお昼です。

この仮設では、手芸クラブが積極的に活動しており、手拭タオルを製作・販売しています。ここでの活動が、メンバーの日々の楽しみやいきがいとなっていて、とても大切な時間となっているようです。このタオルの売上は、メンバーが活動を継続していくための活動資金となります。

商品は、11月4日ふくふくフェス@宇都宮パルコでも販売しますので、お楽しみに。(根本さん、メンバーのみなさん、ありがとうございます。)

 

当日のボランティアの方も含め、みんなで振り返りの時間。

 

活動での感想や改善点などをみんなで話し合い、シェアしました。

今回のワークキャンプの最後として、いわき市で地域活性活動を行っているMUSUBUさんを訪ねました。

 

警戒区域となっている富岡町。

そんな富岡町のさくらの名所である「夜の森」を取り上げた写真展「桜の森、夜の森」を鑑賞し、代表の宮本さんと写真家の白井さんにお話しを伺ってきました。この写真展の栃木開催に向けて、その想いに耳を傾け、実現に向けての方策をあれこれと相談。

 

宮本さんも白井さんも、気さくでバイタリティがあり、素敵な方でした。 写真へのまっすぐな想いも話してくださって、写真展担当メンバーも実現するための想いをさらに高めることができたようです。

 

 

これで、中身たっぷりの第5回目のワークキャンプは終了となりました。

 

 

今回のキャンプでは、多くの方々と出会い、想いやその活動を聞かせていただきました。そんな方々の想いのバトンをしっかりと受け取って、栃木に伝えていくことも重要な役割です。このキャンプで感じた事、学んだ事を、栃木でのアクションに活かしていってもらえたらと思います。

 

参加してくださったみなさま、お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。

 

毎回素敵なプログラムを提供してくださるトチギ環境未来基地さんに加え、ご協力くださったpeach heartの鎌田さん、みんな未来センターの戸田さん、MUSUBUの宮本さん、広野町常磐仮設住宅の根本さんはじめ、福島の方々、どうもありがとうございました。

 

 

※11月4日からは、キャンプ参加者が主体となった福島復興応援イベント「ふく×ふくフェス」がスタート。栃木の学生×宇都宮パルコ×とちぎユースサポーターズネットワークによるプロジェクトです。復興支援グッズの販売をメインに、様々な取り組みを計画しています。詳しくは、コチラ