[report]1/12 とちぎ”若者”×”地域”フォーラム-地域に若者を巻き込む10のコト-

1月12日、宇都宮大学UUプラザで、日頃から若者を力と可能性を引き出し、地域づくりやコーディネート行う実践者として、トチギ環境未来基地の塚本さん、とちぎ学生未来創造会議の大石さん、とちぎ学生手仕事支援プロジェクトの菊地さんをゲストにお迎えし、事例報告とシンポジウムを交え、とちぎ“若者”ד地域”フォーラムを開催しました。休日の早い時間でしたが、大学生、NPO(任意団体含む)の職員、行政職員、企業、大学関係者など、地域づくりや青少年育成に携わる37名にお集まり頂きました。誠にありがとうございます。


事例報告として、トチギ環境未来基地、とちぎ学生未来創造会議、とちぎ学生手仕事支援プロジェクトにご発表頂きました。それぞれの活動事例から地域づくりに若者が関わることで効果(若者自身、地域社会)を伝えて頂きました。


トチギ環境未来基地では、環境保全活動に、共同生活や長期間のボランティア活動を通して、地域づくり活動を体験で終わらせず、社会と関わる実感を若者に育んでいます。また地域社会の成果も、実際に雑木林が公園に整備することができたりと地域の憩いの場を創出しています。若者が行動することで、地域の潜在的な担い手(住民)が若者に“教える”大義名分で、新たない地域参加し、社会を関わる機会が広がっていることをお話くださいました。こうしたことは、“若者の社会をよくする挑戦”に地域社会の資源を繋いでいく接着剤の機能があることが分かりました。

とちぎ学生未来創造会議では、2007年に県内の大学教員、社協職員、地域づくり・若者育成NPO、中間支援センター職員、ボランティアコーディネーターが集い、県内の学生が繋がりあい、よりよい社会の創造に向けて未来について夢や希望を語り合える場として創出しています。毎年開催される合宿では、他大学の学生や地域社会に繋がる入口になっています。そこから、各地域で学生が支部活動として、具体的なアクションを起こしています。未来会議の代表を務める大石先生は、国際医療福祉大学で地域福祉や住民の主体化の研究と実践を行っています。未来会議の事例では、若者が主体的に行動していく際のポイントとして、①本物の社会体験をする。②自由な試行錯誤、コンフリクト(迷いや悩み、衝突)、揺らぎの経験をする。③サポーティブな環境、④若者と多世代の交流・協働・共育が必要であると提起下さいました。合わせて、それらを大人から言われたからではなく、“自分で選択した”と思えるようにすることが土台にあるとお話下さいました。

とちぎ学生手仕事支援プロジェクトは、当会の実施するユースワークキャンプに参加した若者が、栃木でできる復興支援の日一つに、“買って”支える手仕事支援を展開しています。手仕事商品の購入は、仮設住宅での生きがいや繋がりづくりを生みだす他、現金収入になるなど、被災者の自立を支えることができます。また彼らは、販売活動として「ふく×ふくフェス」を宇都宮パルコさんと協働で実施しました。そうした地域社会をよりよくしていくチャレンジを実施している最中の彼らからは、同世代をより巻き込んでいきたい想いと今後も継続して実施していくために、外部団体や地域の方々とのネットワークを求めているというお話を頂きました。若者の取り組みにおいても、若者独自でやるだけでなく、繋がりあう必要性を感じていることが分かりました。

 

 

パネルディスカッションでは、それらの事例からの参加者の質問表を踏まえて、若者と地域がつながり、若者の地域づくりを促進していくために必要な10のコトをテーマに話合いました。 

ポイントを整理すると 

 

・若者は、敏感。お客さん扱いさせるとつまらない。貢献できている実感が彼らの行動力。⇒創る過程に参画させる。 

 

・若者が動くと、周りの大人の意欲が高まる。地域の参加を引き出すことができる。他世代への刺激、若い人が入ると元気になる。 

 

・そもそも、地域コミュニティに、子ども会→青年団、など若者を育む機能があった。その中で、つぶす大人、支える大人、多様な人に揉まれて、混乱しゆらぐ経験。 

 

・若者に響くことができるのは、若者ができること 

 

・受け入れる際には、ウエルカム感を出すこと。輪に入れていない人が入れるように声かけ、関わっていく。 

 

・ただ経験させても成長にはつながらない。“自分のこと”化(大人が言ったからなど、言い訳しやすい)した上で、経験機会を与える。選択させる。 

 

・自分の興味の延長線に、関わりを提案していく。自分がやりたいことできている状態にしていく。実現できるようになったと感じられると主体化できる。 

 

・現状と社会を理解し、自分との関わり方を見出させる。そのために、体験機会+通訳的役割が重要。

 

・地域でのしかけを考えた場合には、“後押し”と“期待”する人と関われるかどうか。若者に対して手間をかけ、持ってる資源のおすそわけを実際にできる人が大事。 

 

・地域社会で多様な人と関われる機会は重要であるが、繋がるきっかけがない。そうした機会しての“プログラム”を創りだせる人が重要だ。 

 

・多様な人が、若者に関わること自体が大事。

 

―若者の地域づくりを促進していく、若者との関わり方や視点が明らかにできました。地域内の仕掛けとして、地域社会での関わりや体験を“体験”に終わらせず、社会と自分(若者)との関わりを実感できるプログラムを各地で生みだしていく必要がわかりました。そうした体験機会の回数ではなく、(若者の)成長や(地域社会への)成果に繋がるプログラムの質を高めていくことが合わせて重要です。

実践型インターンシップ「GENBA CHALLENGE」の概要説明

リアルな地域社会の課題解決に取り組むプロジェクトをインターンシップの現場にした「実践型インターンシップーGENBA CHALLENGEー」を実施しています。

 

地域活性化と、若者と受入組織の成長を主眼にし“たゲンバチャレンジ”インターンは、コーディネートする当会と受入組織とで、新規プロジェクト案件などをインターンシッププログラムとなるよう、設計しています。

 

実践的社会経験と若者ならではの力を活かした企業成長を実現2月から「2013春プロジェクト」が始まりますので、挑戦したい若者、インターンシップを受け入れたいプロジェクトがある団体を募集しています。春プロジェクトの募集に関しては、 http://goo.gl/2Jwzi

 

 

 

あっと言う間の2時間半でしたが、

休日のお忙しい中、お集まり頂きました皆様、誠にありがとうございました。

 

今後も、若者と地域を繋げて、地域社会をよりよくしていけるよう、その過程や視点を”見える化”させていきたいと思います。

 

なお、講師をお務め頂きましたトチギ環境未来基地の塚本さん、とちぎ学生未来創造会議の大石さん、とちぎ学生手仕事支援プロジェクトの菊地さん、改めまして、ありがとうございました。