3/23-24 ユースワークキャンプinいわき vol.10

今年度最後となる「ユースワークキャンプinいわき vol.10」を実施しました。

今回も運営パートナーである「トチギ環境未来基地」さんにコーディネートいただいての実施となります。

 

参加者は全部で8名。うち初めての方が6名参加してくださいました。

また今回は、トチギ環境未来基地さんが実施しているプログラムの参加メンバー6名も一緒に活動となり、総勢15名を越えるメンバーでのワークキャンプとなりました。

 

【1日目】

 第1日目のAMは、福島県が主催する「新舞子海岸植樹祭」に参加しました。

 

東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた新舞子海岸の森林を、潮害・風害の防備機能を持つ、美しいクロマツ林をに再生することが目的です。またこの森林は、津波被害の減災にも貢献したとのことです。素晴らしい!!

 

130名の参加者が集まり、全部で10班に分かれて、みんなで1300本のクロマツを植えました。

まずは、植え方を指導いただき、それにならって、一人10本程度植えていきます。植えた木は約3歳で、初めて木を植えるメンバーも多く、楽しみながら植えていました。

 

植えた木々は、約3歳。これから数年、数十年の年月をかけ、ここにまた森林が再生されていきます。

 

最後に、「この木が大きくなった時、またいわき市へ遊びに来てください」とのメッセージがありました。その時は、植えたクロマツがこの地域を自然から守り、よりよい地域環境が形成されていくのでしょう。その日が今から楽しみです。

 

 

午後からは、現地パートナーである「トチギ環境未来基地」さんが取り組まれている「苗木forいわき」という海岸林再生プロジェクトで植樹を予定している土地を整備しました。

植える場所の目印付けや草刈り、流された丸太や枝などの撤去や人が通るための道づくりなど、3つのグループに分かれての活動です。

 

海風が強い中での作業で力仕事が多かったですが、それぞれが意欲的に取り組んでくれたおかげで、1時間半の時間でしたが、見違えるようにきれいになりました。

 

 

夜は、宿泊場所である「フクシマ環境未来基地」さんの新事務所へ移動し、地域の方との交流会への参加です。

 

この地域は同じいわき市の山沿いに位置し、過疎化がすすむ地域。若者が地域の方から学び、若者の創造力や行動力を活かして元気な地域づくりに貢献するため、今月から活動を行っています。

 

そんな若者に期待してくれている地域の方々と語り合う「交流会」は、個性豊かで明るい地域の方々から、その地域の楽しさや良さを聞く一方、不便なことなど生の声をきかせていただきました。

参加メンバーにとっても、世代が離れた先輩たちとの語らいから学ぶことも多かったのではないでしょうか。

とっても楽しい時間となりました。

 

三和町下三坂のみなさまどうもありがとうございました。

【2日目】

2日目のAMは、民間借り上げ住宅にお住まいの方々を対象とした「プランター作りの会」へ参加しました。これは、借り上げ住宅にお住まいの方々を応援しているシャプラニール=市民による海外協力の会とトチギ環境未来基地での協働プログラムです。

 

津波で被害のあった海岸林の木材を活用してつくったプランターキットを、参加者みんなでトントンカチカチと、組み立てました。

 

震災前は農作業をしながら、自分で何でも作っていたお父さんもいらっしゃって、難しい部分も積極的に手伝ってくれるなど、参加者や私達ボランティア同士が助け合って無事に作り上げることができました。

 

動いた後は、メンバーが作ってくれたすいとんでお昼にしました。

 

お昼を食べながら、自然と色んな会話が生まれ、 みなさんの現状だったり、当時の様子などを話してくださいました。様々な思いが交錯するなか、参加者のみなさんが楽しそうにしてくれていたのが印象的でした。

 

 

ワークキャンプ最後のプログラムは、先ほどもご一緒したシャプラニールさんが取り組まれている交流施設「ぶらっと」を訪問しました。

ここは先月に引き続き、2回目の訪問です。(前回の様子はこちら

 

ここは、JRいわき駅近くのイトーヨーカドー平店の2Fにあります。

 

スタッフの佐藤さんから、ぶらっとの現在の取り組みや今後についてお話しいただきました。

 

 1ヶ月にのべ約1000人の訪問があり、街の有志が講師を務める各種講座の開催や情報発信、借り上げ住宅の戸別訪問をおこなっています。

 

震災後、いわき市には原発避難地域などから約23000人の人々が避難され、暮らしています。そのうちの3分の1の方が、仮設住宅。3分の2の方が、借り上げ住宅に住まわれているとのこと。

借り上げ住宅の方の現状がなかなか見えず、特に高齢者などフォローが必要な方々へ関われていないのが問題としてあるようです。

 

生活が穏やかだったこれまでの地域と比べていわきは都会ということもあり、車の使用を控えたり、地域に溶け込めず外出しなくなったりということもあるようです。

 

これからは聞き取り調査から見えてきた課題に対して、アプローチしていきたいとの事でした。

 

震災から2年が経過するが、これから更に心のケアなどが重要になってくるというお話しが印象的でした。

 

佐藤さん、お忙しい中、どうもありがとうございました。

 

 

ワークキャンプを終えて

これで、第10回目のワークキャンプは終了となりました。

 

 

今回のキャンプでは、多くの地域の方々や被災者の皆様、支援者の方々と出会い、想いを聞く機会に恵まれました。

このキャンプを通して、感じたこと、学んだ事を、日々の生活や栃木でのアクションに活かしていってもらえたらと思います。

 

参加してくださったみなさま、お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。

 

毎回貴重な体験をコーディネートしてくださるトチギ環境未来基地さんに加え、いわきの森に親しむ会のみなさま、シャプラニール=市民による海外協力の会の佐藤さん、またいわき市三和町下三坂のみなさま、どうもありがとうございました。

 

 


 

 

 

現状を知る。活動で貢献する。見聞を栃木で伝え、広め、応援する。

をテーマとしたこのワークキャンプ。

2012年の6月から今月まで、計10回のワークキャンプを実施し、のべ50名を越える若者が参加してくださいました。

 

ここで感じた事や出会った繋がりを大切に、栃木で「買う」が支える復興支援商品の販路拡大などの新しいアクションも動き出しています。

 

この取り組みはこれで終わりではなく、次年度へと続いていきます。

 

2年が経ち、現場のニーズは多様化していますが、

復興に関わりたいと考えている若者に参加の場の提供と、

また若者の力と行動力を活かして、復興に貢献していきます。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

 

 

最後になりますが、

今年一年間、ご協力いただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。

そして、若者の力に期待し、ご助成くださった「住友商事 東日本再生ユースチャレンジ・プログラム2012」に感謝申し上げます。