とちぎの新しい物語をつむぐ
昨年度に引き続き2度目の開催となるiDEA→NEXT。
2014年3月9日(日)iDEA→2014のファイナルプレゼンテーションが行われました。
第1次審査を通過した8組のファイナリストが、2か月におよぶブラッシュアップアップ期間を経て、
今に至ります。

今年のファイナリストは、発表順に…
1.豊かな体験活動で、子どものやる気スイッチON!
~Active Citizen Platform~
渡邊 貴也

2.宇都宮カクテル広範囲宣伝計画
中島ゼミカクテル班 高橋 江梨奈、飯田 高史、大岡 友司、大塚 一也、岸本 泰佑、
島田 晃一、手塚 弘貴、中山 和也、渡邉 将吾

3.「キッズクレド」子供たちの夢実現をサポート
田中 崇子

4.未来にのこしたい!サシバの里「市貝町」の歩く広告塔を作ろう大作戦!
Project“SSB”実行委員会 長野 大介、鈴木 和彦

5.来れば愉快だ宇都宮!~外国人に新しい文化を~
チームすざきち 須崎 孝介、グジャミン、小嶋 和也

6.仮想起業失敗体験サービス
高田 光紀

7.かんぴょうハロウィン
布袋田 早紀

8.LD専門塾の設立
伊川 夢起

以上8名がしのぎを削ります!
そして今回ファイナリスト達を審査する審査員の方々は計9名
(以下50音順に)
株式会社パン・アキモト 代表取締役 秋元 義彦 様
下野新聞 「教育に新聞」支援室 室長 岩村 由紀乃 様
株式会社エイム 代表取締役 生方 玉也 様
株式会社キッズコーポレーション 代表取締役
とちぎニュービジネス協議会 会長 大塚 雅斗 様
社団法人みんなのとしょかん 代表 川端 秀明 様
有限会社ドンカメ 代表取締役 小久保 行雄 様
大学コンソーシアムとちぎ 理事長 進村 武男 様
国立大学法人 宇都宮大学 キャリア教育・就職支援センター
副センター長 教授 末廣 啓子 様
栃木県 産業労働観光部 産業政策課 産業プロジェクト推進室 副主幹 渡辺 憲司 様
審査員のみなさまのプロフィール等は、こちら
そしてメンタリングとしてiDEA→NEXTギャザリングからファイナリスト達に厳しくも温かく、的確な声をかけて頂いたメンターの方々です。
皆様のおかげでファイナリスト達の「今」があると言っても過言ではありません。
ご協力、誠にありがとうございました!
メンターのみなさまのご紹介は こちら
トークセッション「ソーシャルビジネスと若者の挑戦」
そして早速プレゼンテーション本番…というわけではなく、ファイナリスト達のプレゼンテーションの前に、こちらも大きな目玉、栃木を代表する社会起業家の皆様のトークセッション「ソーシャルビジネスと若者の挑戦」が行われました。

ご登壇頂いたのは…
株式会社パン・アキモト 代表取締役 秋元義彦 氏
とちぎニュービジネス協議会 会長 大塚雅斗 氏
社団法人 みんなのとしょかん 代表 川端秀明 氏
有限会社ドンカメ 代表取締役 小久保行雄 氏
…と豪華な顔触れの皆様!
パネリストの皆様からは挑戦者へ、
「失敗を恐れるな」「常に夢を描き続けて」「そのアイデアが周りにどんな幸せを与えられるか」「本気で信じられる仲間を」
たくさんの経験と想いが込められた、素晴らしい言葉を頂きました。
想いひしめくファイナルプレゼンテーション
そしてその後はいよいよファイナルプレゼンテーションに。
ファイナリストの皆さんが温めてきたアイデアを初めてオーディエンスの皆さんに披露するということで、緊張が伝わりつつも、どのアイデアも迫力が伝わってくる内容となりました。

余談ですが「未来にのこしたい! サシバの里「市貝町」の歩く広告塔を作ろう大作戦!」のProject“SSB”実行委員会さんは考えているヒーローの模型を、かんぴょうハロウィンの布袋田さんはかんぴょうのランタンを実際に持ってきてくれました。
どちらもかなりの力作!

発表後は審査員による質疑応答の時間。
審査員の皆さまからの鋭いメスも飛び出します。

そして全員の発表が終わり、いよいよ投票に。
もっとも多くのオーディエンスの心を掴んだのは誰だったのでしょうか?
またiDEA→NEXTには一般的な投票の他に大きな特徴としてNEXTシートというものがあります。
これはファイナリスト達に激励のメッセージを送ったり、具体的に協力できるものを伝えて頂くためのものです。
昨年のファイナリストの方も「これを貰えると嬉しい、励みになる。」と好評頂いた仕組みでした。

その後は昨年度のファイナリストで実際に活動を行っている事業「宇都宮カクテルCollege」さんの大舘仁志さんと新妻星也さんの活動報告が行われました。
先輩ファイナリストの挑戦と活動から見えてきたものに皆さん聞きいっている模様でした。
是非「宇都宮カクテルCollege」さんのような継続する事業が第二、第三と続いてもらいたいです。

残すは、審査発表のみ
そしてすべてのプログラムが終わり…残すは審査発表…
今年度は前年に引き続きである「グランプリ」「審査員特別賞」に加え、今年から「オーディエンス特別賞」が加わりました。
オーディエンス特別賞は文字通り、オーディエンスの皆様からの投票が一番多かったものに与えられます。
そして発表はそのオーディエンス特別賞から…
栄えある受賞は…?

「かんぴょうハロウィン」の布袋田早紀さんでした!
下野市の名産かんぴょう×ハロウィンの融合。
そして経験から学んだ若者のパワーが地域に与える価値を信じて、
地域活性に取り組んだ点が評価されました。
続いて審査員特別賞は…

「未来にのこしたい!サシバの里「市貝町」の歩く広告塔を作ろう大作戦!」の
Project“SSB”実行委員会さんでした!
日本一地味な町としてテレビにも紹介された市貝町。
しかし市貝町にもいいところはたくさんあり、絶滅危惧種にも指定されているサシバがやってくる土地でもあります。そんな豊かな自然を守るヒーローを生みだし、環境保全と市貝町の地域活性化につなげようというアイデアでした。
いよいよ最後のグランプリ発表です。
オーディエンスも審査員も双方の心を掴み栄えある栄誉に輝いたのは…

「LD専門塾の設立」を提案した伊川 夢起さんでした。
社会問題に真摯に取り組むその姿勢がみなさんの心に響きました。
またいい意味でアイデアプランというよりもビジネスプランとしての完成度が高く、初顔合わせの「iDEA→NEXTギャザリング」の時から頭一つ抜きんでている存在でありました。
布袋田さん、Project“SSB”実行委員会さん、そして伊川さん…
受賞誠におめでとうございます!
そして惜しくも受賞を逃した5組の皆さんにも、
ファイナルに進んだ証として優秀賞が授与されました。

こうしてiDEA→NEXT2014ファイナルは盛況のうちに幕を閉じました。
審査員の皆様、ファイナリストを支えて下さったメンターの皆様、そして裏方として支えて下さったボランティアの皆様、運営をサポートいただいた協賛企業の皆様、そしてもちろんオーディエンスの皆様、ご協力ありがとうございました。
皆様の誰一人かけてもiDEA→NEXTはなしえなかったイベントでございました。
そしてファイナリストの皆さんには…あえてお疲れさまでしたとは言わないでおきます。
iDEA→NEXTはゴールではなく事業としてのスタート…私たちはそう感じているからです。
皆さんのアイデアがしっかり事業化できるように、お疲れ様ではなく代わりに「これからも一緒に頑張ろう!」とエールを送りたいと思います!
その言葉をもちまして、今年度のiDEA→NEXTは閉幕とさせて頂きたいと思います。
また来年もどんなアイデアが応募されてくるか楽しみです。
それではまた来年度お会いしましょう!

ファイナリストの声(一部抜粋)
●ファイナリストに決定してすぐは、甘い考えで応募してしまったと少し後悔した時期もあったのですが、「やれるだけやってみよう」と気持ちを入れかえてからは、素敵な出会いや多くの人からの協力など吸収の日々でした。大変なことも多くありましたが、チャレンジしてみて良かったです。
●理念を語るだけでよかった今までから、実現に向けて向き合わなければならない様々なことを掘り下げる機会を得ることができたと思っています。
●アイデアを実現するための方法について勉強になった。 社会とのつながりや、アイデアを他人(ヒト)にみてもらうことの大切さを感じた。
●始めは一人でやるつもりだったけど、友人が相棒としてガンバってくれたおかげでここまでこれました。1人であるよりも2人であることがこんなに力強く感じたことはありません。2人で作り上げたこのプロジェクト絶対にムダにはしません。
●自分たちのアイデアも磨かれ、自分自身も磨かれたと思う。そしてこの素晴らしいファイナリストの皆さんと出会えて一緒に互いを高めあえたことがとても良かった。
●たくさんの人に色々な意見を貰うと、こんなに良くなるということに驚きと嬉しさ。そしてプロジェクトを本格的なものにするために、市役所さんや生涯学習センターさん、まちのお店の方など様々な方に会いお話しさせて頂いたが、色々なことを得ることが出来、関わりも増え、応援して下さり、こんなにも活動することが楽しいのか、と素敵な発見が出来たし、可能性はムゲンだ!と(大げさだが)感じた。(もっとたくさんの大学生や若者にこのキモチを知ってほしい。)
●応募した時は受かることはないだろうと思っていましたが、受かったと分かり熱が入りました。 実際にプレゼンをし、さらに実現に向けて視野が広がったので良かったです。
●2ヶ月間があっという間に終わってしまったと感じました。 アイデアを出してブラッシュアップする過程を学びました。
●ゼミ内での絆を深めることができた。
参加者の声(一部抜粋)
●昨年と違いテーブルがあったのでメモを取るのが楽でした。ご配慮に感謝致します。アイデアを通して人と人が繋がり合えるこのアイデアネクストはとても素晴らしいですね。企画して下さるユースの皆様に感謝です。本当にありがとうございました。来年も楽しみにしております。
●前回に比べて前半に笑いが少なかった気がしたのが少し気になりましたが、審査員の方の幅も新しく、広がっていて??にこの場に共感する地元企業が出てきており、ユースさんの日頃のご努力本当にスゴイと思いましたし、敬意を表します。
●今回の判断基準が難しい点が(嬉しい悩み)。共感性なのか、アイデアの着眼点なのか、事業としての実現可能性なのか悩みました。
●プレゼンターの皆様、お疲れ様でした。このような企画はきっと今後の活動に大きなプラスの効果をもたらしてくれると思います。聞いていて良い刺激を貰いました。
●実現可能性を感じられる、しかも興味をひかれるアイデアばかりで聞いている自分が楽しみにしていることに気づきました。来年もそんなアイデアに出会いたいと思いました。